打鍵時にキーンとかシャーンとか混じって聞こえますが、原因としてほとんどが次高音部のカポダストロバー手前の弦(フォアストリング部分)が共鳴しています。
一般的な対策は弦の水平を出すこととハンマーフェルトをきちんと整形して弦当たりを直し整音をすること、ひどい場合は弦によりカポダストロバーに傷がついているので削って綺麗な面を作ってやることでしょうか。
機種によってはフォアストリング部分が長い物が有り雑音が出やすいピアノもありますので個別の対応は必要ですが。

これは先日伺ったヤマハG2Aですが、いままでの調律師さんはずっと雑音が止められなかったとみえていくつもフェルトを挟み込み共鳴を止めて(ダンプして)いますが、こういった処置は緊急避難的で本当はしてはいけません。
なぜなら、フォアストリング部分をダンプしてしまうと打鍵され振動する弦(スピーキングストリング部分)は自由に振動できず鼻をつまんだような音になってしまうのです。やってみるとわかります。

このピアノでは、ハンマー整形はなされてはおらず弦溝がひどく付いた状態で3弦が均等に当たっておりませんでした。当然整音も不十分です。まずはハンマー整形をして3弦の当たりを整えると雑音はほとんど消えました。整音をして終了です。


























