ピアノ調律やレッスンなどのFAQ専用ページを作りました。 こちらからどうぞ。

仕事以外のネタはこちらに


2015年12月31日

今年最後の仕事

毎年最後にお伺いするお客様、ヤマハG3Eとディアパソンのアップライトの2台をお持ちです。
ヤマハグランドは私がレストアしたピアノ。
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特製アリコートも装備しタッチ、音色はヤマハではなくヨーロッパピアノを思わせます。
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朝9時からお伺いし午後4時に終了。
これで今年の調律は終わりです。

ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

さて、工房に帰って少しグランドの作業をしましょう・・・。
posted by 片桐 健 | しごと日記
2015年12月30日

鍵盤作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

この数日間、外にでる仕事などの合間に細切れで工房の仕事を進めています。

鍵盤筬のフロント、バランスピンを新しいピンに打ち替え。
まずは古いピンを抜きます。
画像はピンを抜いた筬のうえでダンパーガイドレールブッシングクロスの貼り替え交換作業。
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鍵盤の作業としては、白鍵アクリルを剥がしてあたらしい表面材に貼り替え。
どんどん剥がします。
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ヤマハは必ずといっていいほどこうなる木口セルロイドの変色変形。これも剥がします。
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新しい表面材は高級感あるアイボリー色のアクリル材。
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鍵盤ブッシングの貼り替え、まずは剥がし。
バランスブッシングクロスの剥がし
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フロントブッシングクロスの剥がし
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posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月26日

アクション組立作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

響板のニスが乾くまで弦を張れないのでアクションなどの作業をしていきます。
本日はアクションの組み立て作業。

鍵盤筬(キーフレーム)は長年のホコリ汚れが積もっていますね。いままで担当していた調律師さんが何もしてこなかった結果です。
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鍵盤筬は掃除をしてキーピンは新品に交換です。

古いハンマーも示します。ひどく深い弦溝が付いていますね。これではまともな音が出ていなかったはずです。
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古いアクションを取り外し新しいアクションパーツを取り付けます。
古いハンマーの取り外し。
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古いウィペンの取り外し。
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レギュレーチングボタンクロスの貼り替え。
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新しいウィペンを取り付け。
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posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月24日

ヤマハYUS 新規のお客様

新規のお客様からご依頼をいただきました。
ピアノはヤマハYUSです。

雨の日などにビーンと雑音がするとのことで、拝見しますと今日は雑音が出ていない感じです。

内部清掃などしながらアクションを調べるとハンマーの弦溝が深くさらに弦への当たり具合が悪いので音がはっきりと出ていないようで、ハンマーフェルトの整形とアラインメント弦当たり調整をします。
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ところがこの調整によって音がはっきり出てきたらゴーゴービリビリと雑音発生。
なにか背面に物が落ちて響板に触れているのかとピアノを動かして調べましたら、な、なんとびっくり!!

左奥のキャスターが宙ぶらりん!
防音インシュレーター(底面がフェルト貼りでピアノが動かせるタイプ)を使っているのですがキャスターにはまっていないで底板が乗っているだけの状態でした。
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担当した運送屋さん、その仕事で大丈夫ですか?
ピアノを持ち上げてインシュレーターをはめ直して再設置。
キャスターが雑音を出すのは止まりました。

調律後も強く弾くと少し雑音気味なところがあり、拳でピアノを設置してあるあたりの床を強く叩くとビリビリ鳴っているし、もしかすると響板や響棒のはがれがあるかもしれないので要調査ということで今回はお暇しました。

ありがとうございました。


ひらめきこの記事でピンときた方はexclamation×2・・・・

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posted by 片桐 健 | しごと日記
2015年12月23日

ペダル作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日は外の仕事もあったのでペダル修理作業だけ。

まずはペダルを分解。
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ペダル突き上げ棒は錆びているので交換します。光っている下2本が新品の突き上げ棒。
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ペダルのフェルト類やメタルは交換します。白い上の4個が新しいメタル(軸受け)、古い方は少し黄ばんでいます。軸にガタがあります。プラスチック製です。
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ペダルを磨き、新しいメタル、突き上げ棒受けゴムを入れてペダルボックスにセット。
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もちろん突き上げ棒ガイドのクロスも交換します。
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完成です。
今回のレストア修理では外装塗装や磨きはしないので汚れ落としだけ。最後に角など塗装が剥げたところはタッチアップで塗っておきます。
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posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月20日

響板作業 ペーパーがけからニス塗りまで

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日は朝から工房でまとまった時間作業できるので響板作業を一気にやってしまいます。というか前日までこまぎれでその準備をしていたんですが・・・。

前日までに古いニスを剥がしておいたので午前中はペーパーがけをして響板表面を整えます。
ニス剥がしを刃物でしたのですが、そのメリットは製造後時間が経って響板表面が不陸になっています。刃物で削ぐように削ると高い部分が削れます。つまり平らになるということですね。
その後マスキングをして目止の下塗り、午後それが乾いてからニス塗り。

まずはサンダーでペーパーがけ。荒い目のペーパーは使わなくて良いので楽にサンダーがけができます。
その後下塗り。
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アルコールニスを塗って・・・。松脂が主成分なので虫がよってくるのが難点です。外で塗っていますので虫が響板の上にくっついてしまいます。その場合はピンセットで取り除きます。夏でなくて良かった。
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ニスに虫やホコリ等がつかないようビニールを掛けて養生します。
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posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月18日

響板ニス剥がし作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日は調律の仕事を終え夕方工房に戻って響板ニス剥がし作業。
この時代のヤマハは油ワニスを使っていて柔らかくネバネバです。指で押さえると未だに指紋が付くくらいです。
柔らかいニスは響板の振動を抑えてしまいます。音響に優れたドイツ製のアルコールニスを塗ります。

いつもはラッカーシンナーで溶かして剥がすんですが今日は作業の都合上刃物でこそげ落とします。
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響板を整えたら次はニス塗りの作業です。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月16日

フリードリヒ・グロトリアンの定期調律

フリードリヒ・グロトリアン アップライトピアノの定期調律

ピアノの置き場所が変わって少し湿気が多い環境になりました。
アクションセンターピンなどにスティック(固着)が増えています。
アクションが重く鈍い感じです。

センターピンの交換作業。これはハンマーバットフレンジ。
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次回の定期調律前にアクションを工房にお預かりして分解整備をしたいと思っています。

ありがとうございました。

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2015年12月15日

響板の雑音処理 その2

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日も・・日中は2軒調律のお客様のところへ、そのあと修理のお見積りに伺い、さらに雑用を済ませ工房に戻ったのは午後7時半過ぎでした。
段取り上、今日も響板作業をしなければなりません。

さて、昨日はスパイン側だったので今度はチーク側。
そのまえにピアノをうつ伏せにしていくつかの処理を・・・
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ウラ面のネジも締めておきます。
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チーク側を下にして響棒切り欠き部分の処理
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不安定に見えますが、
安心してください! 上から吊ってます。

鉄骨を外しているとはいえグランドピアノの木枠なので結構重いんです。
一人で寝かしたり立てたりは重労働で危険も伴います。
怪我のおそれがあるので、できる限り機械の力を借りたり倒れないような安全処置はしています。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月14日

響板の雑音処理

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

今日は午前1軒午後1軒調律があったんですけれど夕方工房に戻って響板の雑音処理作業をします。

昨日響板の表側から特殊エポキシ樹脂を注入しましたがまだ足りない部分があるので
ピアノを立てて響棒の切り欠き部分の古い接着剤を取り除き特殊エポキシ樹脂を充填します。
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このもともとのヤマハの響板用接着剤は硬化して脆くなるので剥がれやすく雑音源になります。特殊エポキシ樹脂は木材に近い柔軟性があるので隙間を埋めるような木工の修理にはもってこいです。
もちろん隙間なく密着できるならばニカワが一番ですけれども。
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特殊エポキシ樹脂を充填しました。24時間で完全硬化します。
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明日は反対側の隙間を処理する予定です。
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フレーム作業・・・金粉の塗装

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

一昨日は室内楽の練習があり昨日は外の調律の仕事があったのでなかなか長時間の工房作業ができません。
一人で仕事をしているので時間のやりくり段取りが大変です。

さて、今日は一日工房で仕事ができます・・。
まずは午前中はフレームの塗装。
急いで塗料など準備してフレームを外に出してと。
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きれいに塗れました。このまましばらく乾かしておきます。
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響板作業。
響板とリムに剥がれがあるらしく強く叩くとジンジンと雑音があります。余韻も短く改善が必要です。

原因の究明に時間がかかりましたが、響棒とリムの組み合わせ部分で浮きがあり雑音になっていました。
画像にはありませんがアクション奥の框でも同様に浮きがありました。
響板をピアノに接着するときに響棒がリムに当たる部分を切り欠きますがヤマハの場合その切り欠きが大きすぎ隙間ができています。これはヤマハの弱点だと思います。
今回の修理では、得意の特殊エポキシ樹脂を充填しネジで締め付け固定します。
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リム周りの響板が白いのはリム内側とともに塗られていたポリ塗料を剥がしたためです。
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この雑音処理でかなり時間がかかってしまいましたが、響板を手で叩くとボーンボーンと長く余韻が延びるようになったのでとりあえず次の作業に進みます。
駒をきれいにする作業と、ニスを剥がして響板表面を整えたあとニスを塗る作業に入ります。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月10日

20年以上調律していないピアノのご依頼

電話帳をご覧になってご依頼いただきました。

ヤマハU2Hのお客様。
20年以上調律していないピアノとのことで、拝見すると平成3年が最後の調律でした。
調律期間が空いているだけでなくバットコードが劣化して切れているのでその修理も必要です。

さて、急いで作業します。

切れたバットコード。ほとんどのハンマーがこのようになっています。弱音が出せませんし連打できません。
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まず内部清掃・・。長年のホコリ等で汚れています。幸い虫食いはありません。
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清掃後、きれいになりました。
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鍵盤も・・。
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湿気があり鍵盤の動きが悪いのです。動きを修正します。
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バットコードも全鍵貼り替えました。
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その後ハンマーのアラインメントの調整などをしてとにかく調律、下がったピッチを上げます。

なんとか終了。
これからは楽しんで弾いていただけることと思います。


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2015年12月08日

フレーム作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日は午前中は調律に出ておりましたので、工房の作業は午後からです。
やっとフレームを取り外しました。
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アグラフやヒッチピンなど金属部分を磨きます。
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アグラフもピカピカ。
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塗装部分は脱脂をしてペーパーがけ、金粉塗装の準備です。
ちなみに脱脂とは塗料が密着するように油分を落とすことです。もちろん汚れも落とします。

私は洗剤や水では洗いません。鉄がサビるからです。脱脂用のクリーナー(溶剤)を使います。

脱脂やペーパーがけ、マスキングなどの準備ができたら金粉塗装の工程に入ります。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月07日

チューニングピンの取り外し

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日は分解作業の続き
まずチューニングピンを抜きます・・。
ところがピンを緩めようとするとピンブッシュが一緒に回ってしまい偏心してピンが固くて回らなくなるので、ブッシュを回らないよう押さえながら抜くはめに。
無理に回すとピン板を痛めるので厳禁です。普通はヤマハではこんなことはないんだけれど。
よく見ると一緒にピンブッシュが回ってしまい固着するピンはピンブッシュが異常に黒い色をしているのでもしかするとピンタイトナーなどの薬剤を使ったのかも。

抜けないチューニングピンが半数以上あって非常に時間が掛かってしまいましたが、やっとピンが抜けました。
フレームの止めねじも全部外して・・
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こちらはアリコートの検討。
もとのアルミ合金製の一体型アリコートから独立型のテネラメンテ特製アリコートに改造します。
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本日は残念ながら、本日はフレームを下ろすことはできませんでした。
明日外の調律から帰った後チャレンジです。


posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理

音楽室の照明をLEDに

音楽室の照明をLEDに交換する作業を少しずつやっています。

今回は天井井桁のスポットライトをより明るくするよう以前60w相当の電球形LEDにしたものをビーム型のLEDに交換しました。

こちらが交換するもの
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ランプが大きいのでランプチェンジャーの吸盤を使います。器具にねじ込んだ後糸を引くと吸盤が外れます。
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交換してみました。もともとはパナソニックの電球形蛍光灯を使用する大型のスポットライト器具です。
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posted by 片桐 健 | しごと日記
2015年12月06日

弦の取り外し

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

本日午前は定期調律で外に出ておりました。午後2時からは弦楽四重奏の練習があり午後5時過ぎからの工房の作業となりました。

フレームを取り外すためにチューニングピンの状態(トルク)を調べたり弦圧の測定などを済ませたのち弦を取り外します。まずは響板に負担がかからないよう半音程度少しずつ緩めていき最後には切ったりしながら取り外します。

低音弦を取り外し・・
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高音部も取り外しました。
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今日はここまで。
明日は時間があるのでフレームを外し響板の作業に入ります。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理

レストア修理したカワイBL-61の定期調律

本日午前の仕事は、もう10年以上前にレストア修理したカワイBL-61の定期調律です。

このピアノの修理ポイントは、オールプラスチックアクションを木製アクションに作り変えることでよりよいタッチとよく伸びてあたたかみのある音色を作り出すことでした。

調律前に内部清掃をしています。
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レンナーハンマー、レスロー弦と相まって良いタッチとよく伸びるあたたかみのある音色が実現できたと思います。プラスチックアクションによくある鋭く突いたような音ではありません。カワイの重厚さがよく出ていますし修理後年数が経ったせいもあり一段と良く鳴っています。

ありがとうございました。

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posted by 片桐 健 | しごと日記
2015年12月05日

ダンパー作業

ヤマハG3Eグランドのレストア修理作業

昨日は短時間しか工房作業ができなかったので、ダンパーヘッド、ダンパーワイヤーの磨きの工程のみ。

本日は午前中はお客様の定期調律で出かけていましたため午後工房に戻って
ダンパーフェルト剥がし

いろいろな道具を駆使してニカワで接着されたダンパーフェルトをきれいに剥がします。
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きれいになったダンパーヘッド。
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フェルトを裁断して貼り付け可能な状態に準備する工程は後ほどに。
それが準備出来たら、整調をしながらダンパーフェルトを張り込むのが私の手法です。
posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理
2015年12月04日

ディアパソン170BとレストアしたヤマハU1Eの定期調律

本日午前中はディアパソンのグランド170Bの定期調律です。

言わずとしれた大橋幡岩設計のグランドピアノ。
いいピアノなんですが・・・。
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しかしながら製造はカワイでちょっと材料的に難があるのが残念なところです。
ちょっと雑音ぽいので調べているとこんなところのネジの緩みを発見。ペダル支え棒を受ける棚板の延長部の取り付けネジの緩みです。棚板が南洋材でネジが緩みやすかったり効かなくなってバカネジになるのが残念です。
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さて、午後は以前レストア修理したヤマハU1Eアップライトピアノのお客様。
ピアノの先生でお住いのレッスン室にはグランドピアノもあるのですが、こちらはご実家のレッスン室。

やはりヤマハといえどもレンナーハンマー、レスロー弦で修理したので音の厚み、ふくらみや響きが違います。

写真はありませんがひととおり整調と調律で作業完了です。

ありがとうございました。

さて、夕方はいそいで工房に戻って来客があるのでその応対と、レストアグランドの作業・・・。

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2015年12月03日

G3工房に入りました

緑区K様からご依頼のヤマハG3レストア修理

今回初めてレストア修理のご依頼をいただきました。

他の調律師さんが長く担当されていましたがその後しばらく海外で生活されていて長い間弾かない時期があったとのこと。いままでの調律師による不適切なメンテナンスと相まってかなり消耗が激しいのですが、今回の修理ではアクションや弦など新しい部品で作り替えますので見違えるようになりますよ。
また修理後は調律を含めて総合的にメンテナンスしていきますので良い状態を長く維持できると思います。

さて、今回の修理のポイントは、コントロールしやすい鍵盤と倍音豊かな音をお望みですので・・・・
アクションは指についてくるタッチを作ります。
弦の張替、特にテネラメンテ特製アリコートの設置で豊かな倍音を目指します。

本日工房に無事届きました。
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早速分解して現状を確認しますと・・・

湿気の多い環境だったので響板にメノリがあります。
ニスを剥がした後修正します。
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ミドルエンドでダンパーヘッドが浮き上がっています。いちおう音は止まりますが。
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ダンパーフェルトが正常に弦に入っていません。
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ワイヤーも無理やり曲げられています。
ダンパーは新しいフェルトで作り変えるので現状がどうであろうと問題ありませんが、なぜいままでの調律師さんはこの状態を放置したのか、とっても謎です。
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ハンマーはいままでまったくケアされていません。ハンマーフェルト先端が先端と言えないくらい平らになってしまっています。ペチャペチャの音です。
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ダンパーをすべて外しました。
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その他鍵盤はブッシングなど摩耗がひどいですが、すべて新しく張り替えるので問題ありません。

今後しばらくのあいだ分解作業が続きます。

posted by 片桐 健 | K様G3レストア修理