ピアノ調律やレッスンなどのFAQ専用ページを作りました。 こちらからどうぞ。

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2016年10月26日

新規のお客様 ヤマハYU5

お客様からのご紹介で新規に調律に伺いました。
新品で買われたヤマハYU5アップライトピアノです。

買われてからずっと鍵盤が重くて弾きにくいピアノだと思っていらっしゃったそうです。それが原因なのかレッスンも早くにやめてしまったそうです。

早速拝見しましたら鍵盤がスティック(固着)状態でした。重くて連打やピアニシモなど表現が出来ません。もちろん鍵盤下も掃除がしてなかったことから、毎年調律に来ていたいままでの調律師は鍵盤下を見たことがなかったのですね。

まずはいつものように清掃。
虫もいました。ヒメマルカツオブシムシの幼虫。生きています。
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鍵盤スティックの修正。
鍵盤がスムースに動くようにブッシングクロスをコロして修正します。バランスホールも修正します。
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鍵盤が軽くなりとても弾きやすくなりました。
はじめからこの状態であればレッスンも楽しく続けられたかもしれませんね。
調律師の責任は重大です。心して仕事に掛からないといけません。

今後は良い調子を維持できると思います。
ありがとうございました。

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posted by 片桐 健 | しごと日記
2016年10月25日

ベーゼンドルファー200の定期調律

ベーゼンドルファー・モデル200の定期調律です。

言わずとしれた銘器ですね。

こちらは以前私がハンマーを交換しました。
かつて担当していた調律師の整音ミスでハンマーフェルトがパンクしていたのです。
ハンマーの肩にばかり整音針を入れたためです。

私がハンマーを交換してからは具合よくお使いいただいています。

今回は鍵盤ブッシングを調整しておきます。
このモデルはクロスでなくスキンを使っているので独特のしっとり感がありますが少しでも隙間がなくなると(除湿機を入れるなど湿度管理には充分気を使っていただいています)重く感じられるのです。

アクションを外し清掃しながらバランスピンホール、ブッシングの調整、キーピンも磨いておきます。
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この後整調、整音、調律で仕上げます。
ウィーンのサウンドにはうっとり、ほれぼれしてしまいます。

ありがとうございました。
今回は伺うまで間が空いていまいましたので次回は早めにお伺いいたしますね。


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posted by 片桐 健 | しごと日記
2016年10月21日

新規のU3H調律のご依頼

ヤマハU3Hアップライトピアノ調律の新規のお客様です。
いままで担当していた調律師が来なくなったためご依頼をいただきました。

お話を伺うと、その調律師から中古で購入されたとのこと。
早速拝見すると、なんと不具合の連続で・・・。

ハンマーもあっちこっち向いて弦を打っていません。
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鍵盤高さは一見してわかるデコボコ、深さも不揃いでなおかつ横ブレも大きい。鍵盤ブッシングクロスが虫食いでほとんど無くなっていました。
もちろん鍵盤下を掃除した形跡もありません。

鍵盤下のバランスレールには生きた虫がいました・・・。
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早速掃除から始めて鍵盤ブッシングクロスの交換、ハンマーアラインメント、鍵盤高さ深さの設定など限られた時間で精一杯やります。
アクション裏側にはゴキブリの卵も・・・!
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鍵盤ブッシングクロス張替え中。
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予定よりも時間がオーバーしてしまいましたが、出来上がりにはとても喜んでいただけました。

ピアノ購入時には調律師の選定も含めてよっぽど注意しませんとあとあと不具合が蓄積して大変なことになります。

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posted by 片桐 健 | しごと日記

響板ニス塗装

本体や駒などをマスキングした後アルコールニスをスプレー塗装します。

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塗装が終わったらゴミが乗らないよう養生のためビニールシートをかぶせて作業終了。

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あ、塗装用具の清掃手入れは忘れずに・・・。
2016年10月08日

カワイグランドGS-30の定期調律

カワイグランドGS-30の定期調律に伺いました。

どうしても長くお使いのピアノですと消耗や故障も次第に増えてきます。
今回はハンマーヘッドの接着剥がれが気になりいくつか接着し直しました。
打鍵しますとチッチッという音が混ざります。間違えて整音してはいけません。
シャンクを持ってハンマーヘッドを強く動かすと僅かにガタを感じます。

もともとニカワで接着してあるのですが、ピアノ工場でアクション製造時に穴開けのミスや、シャンクの下処理が悪かったりハンマーヘッドの向きを調整しすぎて接着が弱くなったものと考えられます。

というわけで接着し直します。
水性の接着剤(白い木工用)を使っていますが出先での応急処置です。
ハンマーの交換時期が近いのでいずれは新しいハンマー、シャンクをニカワで接着しなければなりません。
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2016年10月06日

響板下塗り

サンディングが終わった響板にシーラー(目止)を薄く下塗りしておきます。
アルコールニスを塗った時に木目に無駄な吸い込みを防ぐためです。

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今回は手順上マスキングが後回しになりシーラーは刷毛塗りになりました。
かなり薄くした塗料なので刷毛塗りでも充分です。

この後、駒の表面処理をしてからニス塗りの準備をします。

アーデルシュタイン

とあるカフェで使われているアーデルシュタイン・アップライトピアノ
かつてアトラス楽器製造で作られたピアノです。

アトラスの常でハンマーバットやキャッチャーに使われている革が削れやすくタッチが不揃いです。
なんとか弾けるように工夫しながら整調をします。
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もともとレンナーハンマーが付いているのですが、製造時から整音もほとんどしていなくその性能を活かせていません。
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ハンマー表面も整え整音針も使いながらできるだけ音色を整えます。
週に一度はピアニストが来て演奏があるので満足していただけるようにがんばってみます。

ありがとうございました。

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2016年10月05日

響板サンディング

ヤマハG2の響板のサンダーがけ

ニスを落としたあと電動サンダーで表面を整えます。
駒の間など一部はサンダーが入らないので手掛けで。

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響板の上にあるのは手掛け用の保持具。
保持具にサンドペーパーをセットしてハンドルを握ってサンディングできるので効率がいいですね。
2016年10月04日

響板ニス剥離作業

古い響板ニスを剥がします。

古いヤマハに使われている響板ニスは油ワニスで粘り気があります。
ラッカーシンナーで溶かして取り除きます。

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この後は電動サンダーで表面を削り整えます。
駒、駒ピンは問題がなかったので汚れ落としをして黒鉛処理ののちマスキングをしておきます。
2016年10月01日

フレーム作業

フレームのアグラフを磨いておきます。

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きれいになりました。