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2019年06月19日

ヤマハA1Lの定期調律

ヤマハグランドA1Lの定期調律に伺ってきました
昨年から伺っているピアノの先生で今回で2回めになります。

まずは分解して内部清掃から。
レッスンで使用されているのでピアノ内部にいろいろ異物が落ちて入っています。取り出します。
dsc_0893.jpg

前回は鍵盤深さなどを中心に整えましたが、今回は弦当たり(3本当たり)を修正しハンマーの打弦力がきちんと弦に伝わるようにします。それと同時にハンマーの弾力も活かせるよう一部の整音もします。
A1のようにコンパクトモデルは弦長が短く響板面積も小さいので大きな音を出そうとハンマーが固めになっています。そのままですときつい音になってしまいがちなので弾力も増やしバランス良く整える必要があります。

あとは調律して完了です。
ありがとうございました。

最近気になることがあります。
画像はヤマハグランドの棚板の断面です。ソフトペダルを踏むと鍵盤筬を右にスライドさせるソフトレバーが出ているところです。
dsc_0895.jpg

断面には南洋材(ラワン?)積層合板が見えています。内部はいろいろな構造のようです。
棚板は音の伝達に関わる部分で、昔は単版を組み合わせた構造でした。
私は南洋材積層合板の棚板では楽器としてはダメだと考えております。
ほかではフィンガージョイントを使用した駒やピアノ背部の支柱など、メーカーにはコストダウンではなく音を考えて製造していただきたいと思っています。
posted by 片桐 健 | しごと日記