ピアノ調律やレッスンなどのFAQ専用ページを作りました。 こちらからどうぞ。

仕事以外のネタはこちらに


2022年04月18日

納入

本日お客様に納入いたしました。
朝から雨の日でしたが午後2時過ぎの納入時間には小止みになり無事に搬入できました。
(画像はありません)

納入調律後、お子様や奥様に弾いていただき「もとのヤマハのキンキンした音ではなく、とても柔らかい音になり弾きやすい」「力強く伸びのある音で和音がキレイ」などとお褒めの言葉をいただきました。

当工房のレストアによってピアノは「新品以上」になりました。新しいピアノと考えるならば、これから50年以上安心して弾いて頂けます。
末永く音楽を楽しんでいただければ幸いです。
今後のメンテナンスなどそのお手伝いができることを誇りに思います。

ありがとうございました。
2022年04月17日

出荷しました

ヤマハG3Eのレストア作業が終了しました。

18日月曜日にお納めするので本日運送屋さんに取りに来てもらいました。

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2022年03月28日

外装組立作業中

ヤマハG3Eのレストア作業

外装組立作業中。

大屋根がつきました。
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タイミング悪くぎっくり腰で辛いのでしばらく作業を休みます。
ぎっくり腰は職業病のようなものです。
2022年03月24日

外装作業中 本体バフ掛け

ヤマハG3Eのレストア作業

外装磨き作業中。

やっと本体のバフ掛けをしました。
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2022年03月21日

外装磨き作業 続き

ヤマハG3Eのレストア作業

外装磨き作業中。

今日は風は強いが晴れているので外で磨き作業を行います。

鍵盤蓋バフ掛け中。
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2022年03月20日

外装磨き作業中

ヤマハG3Eのレストア作業

外装磨き作業中。

一部の部品は傷が多くバフ磨きでは復活しないので塗装し直しました。
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2022年03月17日

外装磨き作業

ヤマハG3Eのレストア作業

整調整音が一段落したので外装作業に取り掛かります。

塗装表面にはスリ傷が多く一旦サンドペーパー掛けしてから艶出しします。
ペーパー掛け作業中。
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2022年03月13日

鍵盤鉛調整

ヤマハG3Eのレストア作業

整調作業中です。

鍵盤鉛(重さ)調整完了です。
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再度整調を見直しながら整音作業を進めていきます。
2022年03月10日

ダンパーインストール

ヤマハG3Eのレストア作業

整調作業中です。
ダンパーのインストール

予めダンパーレバーは取り付けてあります。
まずはダンパーヘッドを入れていきます。
高音部平止めと中音部までの奥側のフェルトは接着済みです。
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アラインメント調整、弦合わせもします。
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手前側のダンパーフェルトを接着していきます。
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ダンパー完成です。
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2022年03月09日

ピッチ上げ

ヤマハG3Eのレストア作業

整調作業中です。
まだダンパーが付いていませんが弦を張って半音下がったままなのでピッチを442Hzに上げるよう調律します。
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ダンパーが無いのでワンワン響きますが調律は出来ます。
ワンワンの中で目的の音を聞き分けるので耳が良くなります(笑)
2022年03月08日

整調 その2

ヤマハG3Eのレストア作業

昨日から整調作業です。
アクションの各部寸法を整えタッチをつくる。音色にも関わります。
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2022年03月06日

整調作業に入りました

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立
ハンマーテール加工の続き

ハンマーテール溝を特殊な専用ヤスリで加工します。
その後ハンマーアラインメント(走り、ねじれ)を修正して完成です。
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ペダルが組み上がりました。
バフ掛けなどして綺麗になっています。ピアノに取り付けました。
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整調に取り掛かります。
まずは棚板と筬合わせ。
特に前面が隙間なく密着するようかんなで削ったりして合わせます。
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2022年03月05日

アクション組立 ハンマーテール加工

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立
ハンマーテール加工

膠が乾いたのでハンマーテール加工をします。
まずはハンマーヘッド側面の研削。
ベルトサンダーで削りますがハンマーフェルトには削りカスが着かないよう工夫雨しています。
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ハンマーヘッド後面のR加工。
バックチェックするための基本的な形状になるよう治具を使い削ります。
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ハンマーヘッド後面内側のアーク加工。
スピンドルサンダーで削ります。ハンマーヘッド重量を軽減します。
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2022年03月03日

アクション組立 その3 ダンパー

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立
ダンパーの製作

ダンパーフェルトをそれぞれの長さにカットします。
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ダンパーヘッドに貼り込みました。低音部、中音部の一部は整調時に貼り込みます。
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2022年03月02日

アクション組立 その2 ハンマー接着

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立
ハンマー接着作業
まずはハンマー穴あけ

先日修正したハンマー穴あけ治具を使用します。
デジタル角度計を使用、わかりやすくて良いです。
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精度良く穴あけができます。
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ハンマー接着のために基準になるハンマーを接着しました。
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膠を使用しています。
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どんどん接着していきます。
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ハンマー接着完了!
ドイツ・アベル社のナチュラルフェルト使用特注ハンマー。
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2022年03月01日

アクション組立 その1

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立

アクションレールに新品のウィペンやハンマーシャンクなどアクション部品を取り付けていきます。
ウィペンとシャンクはトキワ製作所に頼んで作ってもらったものです。
特にハンマーシャンクは打鍵時にしなりを効果的に使えるよう細い丸シャンクにしています。
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ウィペンの取付。
レギュレーチングボタンのクロス(緑色)はドイツ・レンナー製に交換。
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ハンマーシャンクの取付。
予め音を聞いて選り分けてあります。
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シャンクのアラインメントをざっと修正、ハンマーヘッド接着の工程を待ちます。
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2022年02月27日

アクション組立の準備 ハンマー穴あけ準備

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立の準備
ハンマー穴掛けの準備作業を続けています。

治具にハンマーヘッドをセットして深い針をある程度入れたのち膨らんだフェルトをサンドペーパーで一皮削ってかたちを整えます。
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ハンマーヘッドはドイツ・アベル社に特注したナチュラルフェルトのハンマーです。
2022年02月26日

アクション組立の準備 鍵盤完成

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立の準備作業
鍵盤作業が終わりました。

フロント紙パンチングとフェルトパンチング(ドイツ製)をセットしていきます。
バランスクロスパンチング(レンナー製)もいれます。
このフロントフェルトパンチングはタッチコントロールでの音色変化に優れています。
またピアニシモのコントロール性向上の為鍵盤バランスホール付近の特殊加工もしています。
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そんなこんなで時間がかかっていますが完成です。
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真鍮のキャプスタンもピカピカで綺麗です。ウィペンに接する頭の部分はバフがけにより艶出しをしています。
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黒檀黒鍵とアイボリー白鍵。
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ハンマー取付の準備に入ります。
まずは穴あけの前に深い針入れ(第1整音)をします。
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2022年02月24日

アクション組立の準備 その7

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立の準備作業

鍵盤筬(キーベッドフレーム)
あたらしい鍵盤ピンを打ち込みキーバックレールクロスを貼ります。
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手前側だけをクランプしているのは接着剤を手前側だけにしか塗っていないからです。
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2022年02月23日

アクション組立の準備 その6

ヤマハG3Eのレストア作業

アクション組立の準備作業

しんちゅう部品の再生
鍵盤筬の滑り金具や鍵盤キャプスタンスクリューなど真鍮部品を特殊な薬液で再生します。

黒く変色していたものがピカピカになりました。
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鍵盤キャプスタンは上部をバフ掛けして磨いておきます。
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